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全豪テニス 市民には高額イベントか

【メルボルン28日AAP】   テニスの全豪オープンは、多くのファンにとって手の届かない高額なイベントになってきているようだが、テニス・オーストラリアのクレイグ・タイリーCEOはこれを否定する。

調査から、第1週目に家族4人で見に行った場合、支出額を420ドル以下に抑えるのは難しいと見積もられた。午後5時以降の割引チケットが廃止されて会社帰りに気軽にテニスを見に行けなくなったのに加え、通称“市民コート”のハイセンス・アリーナの少なくとも1000席に縄が張られた。

タイリー氏は、「今年はこれまでで最も来場者数が多い」と話し、エンターテイメントや食事、ワインの内容が改良されて来場者は満足できると確信を示した。14歳未満の子どもは5ドルで中に入れる。

同大会の収益は2015年が2億5400万ドル、2016年が2億8400万ドル、昨年は3億2000万ドルと年々増加している。選手の賞金も増加しているが、同大会で6回優勝したセルビアのノバク・ジョコビッチ選手は選手の取り分を多くするよう求めている。今年のシングルスの優勝賞金は400万ドル。

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