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ヒルトン爆発テロから40年 追悼式典

【シドニー13日AAP】   シドニー中心のヒルトンホテル前で発生した爆発テロ事件から40年を迎え、追悼式典が行われた。オーストラリア初の国内テロ事件で3人が死亡、12人が負傷した。

1978年2月13日、爆発物が隠されたごみ箱を載せたごみ収集車が爆発した。ごみの回収に当たっていたアレック・カーターさん(37)とウィリアム・ファベルさん(36)が即死、警察官のポール・バーミストリューさん(31)も9日後に死亡した。標的は当時のマルコム・フレーザー連邦首相と各州・地域のリーダー11人とされたが、容疑者は謎に包まれたままだ。

犠牲者の家族や元救急隊員、警察官らは13日、ヒルトンホテルに集まった。元警部のゲリー・レイモンドさんは「事件発生当時に現場に呼ばれ、情報もほとんどなかった」と回想した。式典では、ひどい損傷を受けたごみ収集車やシドニー中心に散らばったがれき、けが人の手当てにあたる救急隊員の写真が紹介された。

ホテル前のジョージストリートにはリースが献花される。

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