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カンタスのパース・ロンドン直行便就航

【パース26日AAP】   英国ロンドンから直行のカンタス航空機がパースに到着した。同社の「ドリームライナー」は、オーストラリアと欧州を最短の17時間で結ぶ。飛行距離は同社最長の1万4498キロメートル。

乗客の多くは、「航空史の記念になる」と予約した人が多い。パースでは先住民からの歓迎を受け、WA州に生息する有袋動物クォッカのぬいぐるみと日焼け止めが配られるとともに、ロットネスト島への無料ツアーも提供された。同便が低迷するWA州の経済を支える可能性があるとして、州政府は力を入れてきた。ロットネスト島の観光業は上向きにあるが、WA州は昨年、海外からの訪問客数が国内で唯一減少した。

パース空港のケビン・ブラウン責任者は、「さらなる路線に備える余裕がある」と話す。WA州観光業界のネイサン・ハーディング会長も、「カンタス航空と連携して、2~3年以内に欧州直行便を増やしたい」と意気込みを見せる。ロンドンからの乗客の15%は、ストップオーバーのパースで3日以上滞在するという。

一方、カンタス航空はエアバス社とボーイング社に対し、シドニーとメルボルンからロンドンとニューヨークに直行できる航空機の製造を要請した。可能であれば、2022年までの完成に備えて来年発注するという。

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