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ファーストフード店にカロリー表示を義務化

【シドニー7日AAP】   マクドナルド、KFC、ピザハットなど、NSW州内の大手ファーストフード・チェーン店が、メニューに食品のカロリーをkJ(キロジュール)で表示することが義務づけられることになりそうだ。

肥満の蔓延を阻止するためのNSW州政府の取り組みで、法案が可決されれば、違反者に対して高い罰金が課されることになる。今週、NSW州政府は食品のラベル表示に関する法案を議会に提出する予定で、州内のファーストフード店は、来年2月1日から12カ月間以内に表示を開始することになる。また、法案には、カロリー表示の文字は少なくとも価格と同じサイズにすることや、店のメニュー表に成人1日あたりの理想カロリー摂取量が8700kJ以下だと表示することなどが条項が含まれている。

ケネリーNSW州首相は、新法施行の1年以内に、脂質と塩分の表示にも法の範囲を広げていきたいとしている。新法は大手ファーストフードのチェーン店のみでなく、パン屋、カフェ、ドーナツ屋などにも適用されるが、従業員数がNSW州内で20人未満の会社や、国内で50人未満の会社は免除される。

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