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多数のクジラが南極海から北上

【シドニー1日AAP】   1日、シドニーのサーキュラー・キーではクジラの集団が確認された。毎年この時期、NSW州沖では南極海から北上するクジラが多く観測されるが、今年はその数が4000頭を上回るとみられており、関係者らは興奮を隠しきれない様子でいる。

州国立公園・野生動物サービスによると、4000頭という数は昨年の観測数より1割ほど上回るという。また、これから7月第1週まではより多くのクジラが確認されるであろうと述べた。同サービスは、オーストラリア沖を往来するクジラの数が年々増えているのは、政府の環境保護対策の成果とクジラのベビーブームのためであるとした。NSW州でクジラの数の観測が始まったのは1997年。観測数はわずか450頭だった。

さらに今年は、NSW州政府はクジラファンのためにツイッターのページを設置。そこからクジラ・マップがみられるウェブサイトに転送される。また、クジラを見た場所などの情報が共有できるようになっている。パーカー州環境相は「たくさんのクジラがNSW州沖を通過することは素晴らしい。政府による海上環境向上対策によりクジラの数が増えたのは自然なことだ」と述べた。

ツイッターのページは「tweet @wildaboutwhale」でハッシュタグは「whaleon」。そこからウェブサイト(www.wildaboutwhales.com.au)を閲覧することができる。

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