一般

チェーンソーのポッサム、奇跡の生還

【ブリスベン5日AAP】   おなかの袋に赤ちゃんを抱えたまま睡眠中のポッサムが、立木を伐採していた作業員に誤ってチェーンソーで切りつけられた。胸部に縦20センチ、幅8センチにもわたる重傷を負ったにもかかわらず、手術の甲斐あって、奇跡的にも完治する見込みだ。その回復力に獣医らも驚いている。

この不幸な事故は今月2日、ブリスベン南東部のソーンランズで発生した。事故にちなんで「チェーンソー」と名づけられた母親ポッサムは同日、木の上でうまくカムフラージュして寝ていたため、それに気づかなかった作業員がチェーンソーで胸部を深く切った。うろたえた作業員らは負傷したポッサムをゴールドコーストの野生動物病院に搬送。そこで獣医が治療中に傷口を縫っていたときに、おなかの袋の中から、安全な状態にいる赤ちゃんを発見したという。

術後の容体は、母子とも良好のようだ。同病院の獣医長は、「母親は食欲も旺盛で、母乳もたくさん出ている。ストレスで少し疲れているが当然のことだ」と述べた。母子は2週間回復を待ってから、野生に戻される予定。

 

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら

国際

豪もパレスチナを国家承認か

【ACT11日】   パレスチナ地区ガザで民間人の犠牲者が増える中、条件付きでパレスチナを国家として承認する声が上がっており…

政治

政策金利引き下げを広く予想

【ACT11日】   今週、連邦準備銀行(RBA)が政策金利を25ベーシスポイント引き下げると広く予想される。RBAは先月、緩和する…

生活

運転免許試験に2か月待ち NSW

【NSW18日】   NSW州で運転免許試験の需要が高まっている。初心者用のラーナー(L)免許保持者は、本試験を受けるのに最長2…