【シドニー19日AAP】 NSW州北部海岸地域ローリートン付近のパシフィック・ハイウェイで18日、粘土のような不審物質を発掘した改修工事作業員5人が吐き気と嘔吐(おうと)を発症したことを受けて、オーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)は19日、放射性物質の検査を実施することが明らかになった。
これを背景に、1980年、放射性物質を輸送していたトラックが同現場で横転する事故が発生したため、作業員が発見した物質に放射性がある恐れがあるとの懸念が浮上した。しかし、NSW州政府によると、18日、同現場の予備検査が行われたところ、放射性物質が発覚していないという。