政治

法律事務所辞職の疑惑は「名誉毀損」

【キャンベラ23日AAP】   ギラード首相は23日、キャンベラの国会議事堂で1時間の記者会見を開き、自らが1996年にスレーター・アンド・ゴードン法律事務所(S&G)を辞職した経緯をめぐって飛び交っている疑惑は「虚偽で立派な名誉毀損(きそん)だ」と退けた。

ギラード首相は、S&Gを辞職した前の1995年に、オーストラリア労働組合(AWU)が選挙運動や募金活動のために利用した職場改革協会(Workplace Reform Association)を設立する業務に携わったが、自らのパートナーでもあった当時のAWU会長がその資金の不正使用に問われる事件が発生したため、S&Gによる内部調査の対象者となった。

しかし、その業務で詐欺に関わっていたことを示唆した不正確な報道が23日に流れたことを受けて、ギラード首相は、記者会見を開いて疑惑を晴らすことにしたと述べ、同件について、倫理に即した行動を守り、個人利益を全く得ていないと改めて確認した。

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