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ブリズベーンG20で、警察の権限強化

【ブリスベン11日AAP】   ブリスベンで来年11月に開催が予定されているG20サミットのため、QLD州政府は警備のために警察の権限強化を検討している。

伝えられるところでは、自転車や抗議の際のプラカードなども使用禁止になるという。また、今年始めには、都心部の居住者はサミット開催期間中、厳重なセキュリティのため、自宅への行き来に特別パスが必要だと発表された。

G20サミットには、オバマ米国大統領をはじめ、各国の要人や政府関係者が最高で4000人参加し、警備の警察官は5000人になるという。

イアン・スチュアートQLD州警察長官は、ボストンマラソンでの爆弾テロ事件により、改めて厳重な警備体制が求められているとし、「我々が世界の要人の安全とコミュニティの安全に関して満足していることなどありえない」と、述べた。

一方、市民グループは警察権力の強大化を懸念し、2010年にカナダで開催されたG20のトロント・サミットでは1000人以上が逮捕されたが、それは警察が権力を濫用したためだと批判している。

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