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大学生の大規模デモ 助成金削減発表で

 【メルボルン14日AAP】   連邦政府が先頃発表した、教育費削減のニュースを受けて、メルボルン市内では14日、約1000人もの大学生が終結し、大規模な抗議デモ集会が行われた。

この集会で、モナッシュ大学・学生協会の代表は参加者らに対して、オーストラリアの第三次教育セクターの私物化は世界をみてもトップだとし、「教育を受けることは権利であり特典ではないのだ」と訴えた。

連邦政府は、来年度予算に関して、大学支援の予算を230億ドル削減する予定であるとしている。全国第三次教育組合のリー組合長は、「2011年以降、既に40億ドルもの支援金が削減されている」と述べた。

シドニーでもこの日、100人以上の学生が集まり、パラマタ・ロード沿いに抗議デモを行い、渋滞を引き起こした。今後、国内の他の州都の他に、ランセストン(TAS)、ロックハンプトン(QLD)、ニューカッスル(NSW)などで同様のデモ集会が予定されている。

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