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国内平均余命伸び悩み 背景に肥満

【メルボルン20日AAP】   2003年以降、オーストラリアの平均余命率のペースが落ちてきている。原因に肥満が考えられる。

国内の平均余命は男性が80.5歳、女性が84.5歳。西欧諸国や米国を上回る。オーストラリアの平均余命は1981年から2003年にかけて、世界的リーダーとして禁煙を推し進め、虚血による死亡数も少なかったため大幅に上昇した。

しかし近年になって、喫煙の規制が限られてきたことや肥満の増加を理由に平均余命は伸び悩んでいる。30~40年前と比べて食生活が衰え、糖分や高カロリーの摂取とそれに伴う健康への影響が理由とされる。肥満による長期的な健康被害は明らかにされていないが、慢性疾患による死亡リスクは中程度に太った人でも高まるとわかっている。肥満患者では、喫煙者と同等のリスクだ。

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