ビジネス

乳業フォンテラ 干ばつで生産量10%減

【シドニー30日AAP】  乳業大手フォンテラは、オーストラリアの今年3月の牛乳生産高について、前年同期比で10%減だったことを明らかにした。国内の乳業は長引く干ばつの影響を受けるとともに、コスト高に見舞われている。

 

フォンテラはニュージーランド(NZ)の今年4月の牛乳生産高について、オーストラリアと同様に前年同期比10%減だったと報告した。一方、NZからの3月の乳製品輸出量は、アジアの主要な輸出先国からの需要が伸び、前年同期比27%増となったが、オーストラリアからの輸出量は同3%減だった。

 

フォンテラは5月初め、今年の年間売上高の予想をカットすることを決めたほか、オーストラリアに保有している築100年以上の施設について、干ばつやコスト高を理由に閉鎖すると発表した。フォンテラ株は30日、前日を最大2.5%下回る過去最低の水準で取り引きされた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら