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猛暑が原因でコアラ激減の可能性高い

【シドニー3日AAP】   シドニー大学の最新の研究結果によると、猛暑に対してコアラを守る対策を取らない限り、コアラが「激減」する可能性があることが明らかとなった。

同研究の主任研究員であるマシュー・クラウザー教授の話によると、コアラは猛暑時にユーカリの木のすみかだけでなく、松やモクマオウ属の樹木、アオギリ科の低木にも登って涼むという。これらのいわゆる「シェルター・ツリー」はユーカリよりも涼しいとされる。しかし近年、オーストラリア全体の気温が上昇傾向になる中で、シェルター・ツリーの保護や植林をさらに進めない限り、コアラの生存数が激減する恐れがあるという。実際すでに猛暑が原因で、木の根もとで瀕死状態のコアラが多数発見されている。

インターネット上の機関紙「エコグラフィー」に掲載された同研究では、政府や土地所有者らが、じゅうぶん生長した高木の保護に力を入れる必要があることが示されている。

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