【QLD9日】 国内最大級のパーティー週間のひとつで、本来なら繁忙期となるはずの時期に、企業が大きな痛手を受けている。
新たなデータによると、スクーリーズ期間中、ホスピタリティ(接客業)従業員の病欠が急増した。職場管理プラットフォームのDeputyによれば、宿泊業が最も大きな影響を受け、スクーリーズ初週はその前の7日間と比べて欠勤率が2倍に跳ね上がったという。データではさらに、QLD州のパブやバーで病欠が71%増、コーヒーショップやカフェで50%増、ファストフード従業員で29%増となっていた。
Deputyのエマ・シーモア氏は、ホスピタリティ業界の労働者こそがスクーリーズ観光の屋台骨だと述べる。「彼らは客室の清掃、飲み物の提供、食事の準備、行列の管理、会場の清掃などを行い、オーストラリアのイベントカレンダーの中でも最もプレッシャーのかかる時期の運営を支えている」と話す。「こうした従業員が病欠を出すと、特に2週目には、その影響が定員いっぱいで運営している施設全体に即座に広がる」
Deputyのデータによると、疲労、燃え尽き、群衆のストレスなどが、スクーリーズ中盤の“落ち込み”を引き起こし、観光需要がピークに達する中でビジネスの混乱を招き、運営者にとって最もコストがかかる週になるとされる。スクーリーズは、12年生を卒業したオーストラリアの若者が、連日のパーティーやイベントで新たな自由を祝い、仲間との思い出を作る行事だ。
QLD州はスクーリーズの中心地で、ゴールドコーストだけで3万人以上が訪れる見込みだと公式サイトが示している。他の開催地としては、バイロンベイ、ローン、ライ、ポートスティーブンスに加え、フィジーとバリの2つの海外会場もある。Unleashed Travelによると、スクーリーズは推定1億ドルの収益を生み、その60%がゴールドコーストだけによるものだという。
ソース:news.com.au – Sickies spike as hospo workers flee Schoolies week, data reveals