国際

豪首相 対イラン「有志連合」参加検討

【キャンベラ8日AAP】  連邦政府のモリソン首相は8日、ペルシャ湾を航行する民間船舶の安全をイランによる攻撃から守る有志連合への参加について、英国のジョンソン首相と電話で会談し、意見を求めたことが分かった。米国は同盟国に参加を呼び掛けており、英国は先週参加を決めている。

 

モリソン首相は、イランが英国船籍の石油タンカーを拿捕(だほ)するなど“非常に憂慮される”事例が立て続けに発生しているとした上で、ジョンソン首相と前夜に電話で会談し「国際的なイニシアチブとして、参加について慎重に協議している」と伝えたことを明らかにした。

 

モリソン首相はさらに、同地域において船舶の航行を守ることは、米国とイランの間で核合意をめぐり緊張が高まっていることとは別の問題であるとの考えを主張。「世界の中で非常に不安定な状態となっている地域に、少しでも安定を取り戻すことが目的だ」と説明した。

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