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来月訪日の首相、自動車と農産物に焦点

【キャンベラ27日AAP】   アボット首相は来月、日本、中国、韓国を訪問し、各国首脳と貿易について協議する予定だ。

アボット首相は日経新聞のインタビューに答え、日本との自由貿易協定にできるだけ早く調印したいと意欲を示した。オーストラリアは現在、日本で製造された自動車に対し、5%の関税を課している。だが、ホールデン、フォード、トヨタによる国内生産の停止が決定されたことから、同税の見直しを余儀なくされそうだ。

一方、日本は現在、オーストラリア産の牛肉に対し、38.5%の関税を課している。同首相はこれを19%にまで引き下げたいとしている。首相は日経新聞のインタビューで、「我々は日本から輸入する製造品への関税を喜んで引き下げたいが、その代わりにオーストラリア産の輸出農産物の取引改善を望んでいる」と述べた。さらに、「これは日本にとって良いことになると思う。なぜなら、これまでよりもずっと多様な、より手頃で高品質の農産物が手に入るようになるからだ」とした。

首相の訪日に先駆け、すでにロブ貿易相が今週に日本入りした。

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