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タミル一家送還に反対 各地で抗議活動

【シドニー1日AAP】   オーストラリアで生まれた子ども2人を含むタミル人一家が難民申請を認められず、クリスマス島で拘留されている。1日、一家のQLD州ビロエラでの再定住を求める抗議活動が国内各地で行われた。

裁判所は連邦政府が決定した強制送還を差し止め、一家は現在クリスマス島で拘留されている。

シドニーで行われた抗議活動で、NSW州野党労働党のクリスティーナ・ケネリー影の内務相はモリソン連邦首相に対し、自身のキリスト教信仰を追求して一家を保護するよう訴えた。さらに、オーストラリア国歌の「海を渡ってきた様々な人々を受け入れるほど、オーストラリアらしいことはない」について言及した。

モリソン首相の選挙区に住むアネット・ホーガンさん(70)は、「難民がみんなテロリストとの脅かしだ。配偶者に殺される可能性のほうが高い」と話した。数度にわたって連邦首相と接触を試みたという。

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