政治

干ばつ追加支援に1億ドル 豪政府

【キャンベラ27日AAP】  連邦政府のモリソン首相は27日、全国の干ばつに見舞われている農家を救済するため、新たに1億ドルの財政支援を行う方針を明らかにした。このうち3,300万ドルは干ばつコミュニティサポート計画に振り分けられ、受給資格のある農家一世帯に3,000ドルが支給される。

 

さらにQLD州、NSW州、VIC州、SA州の13カウンシルに支援プログラム費用として、それぞれ100万ドル支給するほか、失業手当と同水準で支給されている農家手当(Farm Household Allowance)の見直し費用として5,150万ドルが充てられる見通しだ。

 

また、連邦政府は援助金の受給資格を簡素化すると同時に拡大したい考えだ。現在、受給資格を持つ2万4,000世帯のうち、実際に支給を受けているのは7,000世帯以下とみられる。モリソン首相は、支給を受けない理由は様々あるだろうとした上で、支援金は「資格があるなら受け取るべき」とメッセージを送った。

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