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カンタス 世界最長飛行直行便を達成 

【キャンベラ20日DPA】   カンタス航空は、世界最長飛行時間となるニューヨークからシドニーへの試験飛行に成功した。飛行距離は1万6,200キロメートル、時間は19時間16分。

QF7879便は18日夜、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港を出発。20日朝にシドニーのキングスフォード・スミス空港に着陸した。マクコーマック連邦副首相とバーミンガム連邦観光相が出迎えた。

現在、世界最長の直行便はシンガポール航空によるシンガポール・米ニューアーク間の18.5時間。

今回の試験飛行では燃料を最大量積載し、乗客数や荷物も制限した。乗務員らの脳活動やメラトニン値を調査し、機内でエクササイズも行われた。また、時差ボケを防ぐために機内は目的地のシドニー時間として、最初の6時間はスパイシーな機内食を提供するなどして乗客の眠気を阻止。その後、高炭水化物の機内食を提供し、機内も暗くした。

アラン・ジョイスCEOはシドニー到着後、「航空業界にとって重要な発端となった」と述べた。

カンタス航空は、2022年までにオーストラリア東部都市とニューヨーク、ロンドンを結ぶ直行便の就航を目指す。最長で移動時間を4時間短縮できるという。同航空は昨年、オーストラリアと欧州を結ぶ唯一の直行便であるパース・ロンドン路線を就航した。

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