生活

ジェノランケーブで教育用3Dツアー

【シドニー22日AAP】   全国科学週間の一環として、3億4000万年という世界最古の鍾乳洞、ジェノランケーブを6600人以上の生徒が散策し、科学実験や岩石の見本の採取、野生動物の識別等を行った。

このオーストラリア最大の遠足は、3Dソフトウェアと個別のアバター(ネット上での仮の人物を示すアイコン)を使ったウェブ上の遠足。連邦科学産業研究機構(CSIRO)とオンライン教育産業のIntoScience社が協力し、ネット上で行うバーチャル・ツアーを開発した。どんなに遠くからでも、NSW州中部テーブルランズにある洞窟体系の探索が可能で、中国、マレーシア、米国の学校からも関心を引きつけた。IntoScience社のマイルズ発行人は、利用者から大反響を呼んでいると述べた。

レーザーを使ってリアルタイムで地図を描く、CSIROの地図作製システム「ゼベビー」で収集したデータを使って、開発者らは仮装洞窟を作った。ゲーム活動は6年生から9年生の学校教科課程に合わせており、教師が生徒の進捗を観察し、プログラムの特定部分で生徒たちの招集も可能。

学期末まで延長されたバーチャル・ツアーには、800校以上が登録している。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら