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カンタス航空 28億ドルの大赤字

【シドニー28日AAP】  国内の航空最大手カンタス航空は、バージン航空との利益競争、国際事業の不振などにより、純損失額28億ドルという記録的な損失を計上して赤字となった。

損失額には機体の老朽化にともなう評価切り下げ分や、その他の一時出費なども含まれているが、この分を差し引いても申告前の損失額は6億4600万ドルとなった。また、前年度は1億8600万ドルの黒字だった。

同社のジョイスCEOは28日、この損失額について“深刻だ”としつつも、損失額は過年度のものであり、「すでに最悪の時期は脱している」と説明。また、廃止が検討されていたマイレージ事業なども継続する。

今後は、好調な国内事業と赤字続きの国際事業を切り離し、カンタス・インターナショナルという新しい企業体を設置。同CEOはこれについて、日々の運行や雇用形態への影響はないと述べている。

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