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貯水レベル、昨年を下回る VIC

【メルボルン1日AAP】   VIC州の主要貯水レベルが50.3%まで下がっている。気温が高く、平年より少ない降水量が予想されるこの夏、同州各地で給水制限が導入される可能性が出てきた。

11月28日時点、同州の総貯水量は50.3%。昨年同時期の62%から著しく減少した。メルボルンは63.9%で昨年を上回り、給水制限を免れる見通しだ。

州南東部イースト・ギプスランドでは、貯水レベルが98%にも関わらず、来年3月までにレベル4の給水制限が導入される模様。レベル4は庭や芝の水遣り、泉の増水、ドライブウェイや通路への水撒きなどが禁止される。ギプスランドは一部で、乾燥した気候と平年より少ない降水量が3年続いている。

現在、州北西部の14の町でレベル1、州中部の2つの町でレベル2の給水制限が実施されている。同州のネビル水資源相は「乾燥した気候と人口増が続く中、世帯や事業で節水に取り組む必要がある」と述べた。

気象局によると、12月から2月にかけて日中および夜間の気温は平年より高めの予想だ。今後3か月で平均最高気温を上回る可能性は60~80%。

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