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NSW山火事 コアラ2千頭焼死か

【シドニー9日AAP】   NSW州で長引く山火事の影響で、焼死したコアラは2,000頭にも上る恐れがある。

州上院議会は9日、コアラの生息地や頭数に関する緊急公聴会を開いた。同州のおよそ90か所で今も火が燃えており、半数は制御されていない。

自然環境保全審議会のエコロジスト、マーク・グラハムさんは「ほとんどの状況でコアラは火から素早く逃げる能力がない」と述べた。これまでにすでに膨大な数のコアラが死亡しており、まだ燃えている地帯からはおそらく死体も見つからないと予想される。今後、コアラの頭数は減少を続ける見通しだ。

州北東部森林同盟のダイラン・ピュー会長によると、州北部沿岸部のコアラ生息地の3分の1が焼失し、2,000頭以上が死亡したとされる。

ポート・マッコーリー・コアラ病院は10月、州中北部沿岸部のクレストウッドで少なくとも350頭のコアラが死亡したと発表した。

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