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NZ噴火 犠牲者のクルーズ船が帰港

【シドニー16日AAP】   ニュージーランド・ホワイト島で発生した火山噴火の犠牲者が乗っていたクルーズ船が16日、シドニーに帰港した。少なくとも16人が死亡した。

犠牲者の1人、NSW州北部沿岸部コフス・ハーバーのカーラ・マシューズさんの家族は、「胸が張り裂ける思いだが、遺体が見つかって安堵した」と外務省を通して声明を発表した。シドニーのアンソニー・ラングフォードさんとクリスティーンさんの家族も、「素晴らしいカップルで愛すべき両親だった」と述べた。娘のウィノナさんは現在も行方不明、ジェシーさんは病院で回復に向かっている。

クルーズ船に乗っていたジョアンさんは、「私が50年待ち望んだホリデーに同船した彼らは戻ってこなかった」「彼らのスーツケースが船から降ろされるのは辛い光景だ」と涙ながらに話した。別の乗客も、「17歳の息子は、船内で友達になった2人を亡くした」と話した。

クルーズ会社ロイヤル・カリビアンの広報官は、「船は今日シドニーに到着した。犠牲者やけがを負った乗客や家族のサポートを続けていく」と声明を発表した。

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