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横浜クルーズ船上の豪人 帰国後さらに検疫

【ブリスベン17日AAP】   新型ウイルス感染が見つかって横浜に寄港中のクルーズ船に乗船するオーストラリア人200人以上は、19日に航空機で帰国できることが決まった。しかし、帰国後さらに14日間の検疫期間を過ごさなければならない。

モリソン連邦首相は17日、「ダイヤモンド・プリンセスに乗船する国民は、さらなる検疫期間を過ごさなければならない」と発表した。また、失望する乗客に理解を示したうえで、「国内にいる国民の健康が最優先」と話した。

日本で状況を確認したオーストラリアからの感染症専門家のアドバイスを受けて、国家安全保障委員会が決断した。ダイヤモンド・プリンセスはすでに横浜で2週間以上寄港しており、船内でオーストラリア人16人を含む355人が感染した。

検疫場所になるダーウィンの元作業者用施設には、中国・武漢から退避した260人以上が先立って検疫期間を開始している。

モリソン首相の発表前、乗客のベラ・コスロバ・フーさんは「検査で陰性なのになぜ帰国後さらに隔離されるのか説明がいる」と話し、帰国後の検疫を懸念していた。また、乗客に入る情報が遅れているとして「情報を隠されている気がする」と話していた。

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