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感染広めた介護職員 心を痛めている

【シドニー15日AAP】  NSW州警察は15日、新型コロナウイルスのクラスター感染が発覚したシドニー西部の高齢者介護施設で、ウイルスへの感染に気付かず勤務を続けた女性職員について、感染の症状がほとんどなかったと発表した。

 

クラスター感染が起きたのはシドニー西部カデンズ(Caddens)のアングリケア・ニューマーチハウスで、感染していた職員はほとんど症状がない状態で6日間勤務を続けていたことが分かっている。職員は、施設外で介護した一人の人物が感染したことを知り、自身も検査を受け陽性反応が出ていた。その後、施設内の5人の職員と4人の入居者の感染が明らかになっている。

 

NSW州警察のチャント保健当局長は、自分が感染していたことを知った職員は「大変心を痛めている」と述べ、新型コロナウイルスの症状がほとんど出ない場合もあるとして「とくに高齢者や障害者の介護者は、ちょっとした体調の変化にも敏感になる必要がある」と話した。

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