国際

中国、豪産大麦の関税引き上げの可能性

【キャンベラ11日AAP】   新型コロナウイルスの発生源について独立調査機関を求めるオーストラリアに対し、中国が経済的圧力をかける可能性を公式に発表した。

中国が、オーストラリアからの大麦への関税を引き上げる可能性がある。大麦は、オーストラリアが中国に輸出する農産物で2番目に位置し、規模は15憶ドル。中国は19日までに、オーストラリア産の大麦に対する18か月に及ぶダンピング(不当廉売)調査を終了する。国内価格より安い輸出価格は不公正貿易とされ、ダンピング防止として輸入国が関税を課すことができる。

中国は、大麦への関税と新型コロナウイルスの調査に関連はないとしている。モリソン連邦首相は11日、「報復であれば非常に残念だ」と話した。リトルプラウド農業相は、「大麦の財政補助やダンピングも行っていない」「必要であれば、世界貿易機関(WTO)に判断を委ねる」と話した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら