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規制緩和でインフルエンザ増加を警告

【メルボルン21日AAP】   新型コロナウイルスの規制によって今年のインフルエンザ症例はかなり少ないが、規制が緩和されれば流行すると専門家は警告する。

社会的距離の維持や手洗いを奨励したことで、今年のインフルエンザ症例は劇的に減少した。

一般医(GP)のロッド・ピアス医師は、「ロックダウンを抜ければインフルエンザなど冬のウイルスが流行する」と話した。ピアス医師は新型コロナウイルスの検査に関わったが、検査数1,000件のうちインフルエンザ陽性はわずか1例だった。通常は、軽症のインフルエンザの症状を持つ人の50~60%が陽性だという。国内で昨年6月、5万7,842人がインフルエンザに感染したが、今年は216人のみだった。

今年、国内の65歳以上の75%以上がインフルエンザの予防接種を受けた。5歳未満の子どもにも初めて、無料で接種が提供された。

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