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感染懸念でBLM集会を禁止 NSW高等裁

【シドニー26日AAP】   シドニーで28日に予定されている、黒人の人権保護を訴えるBLM運動について、NSW州高等裁判所は新型コロナウイルス感染の危険が高すぎるとして禁止とした。参加者およそ1,000人に逮捕や罰金が科せられる可能性もある。

6月6日に行われた集会には少なくとも1万人が参加したが、ウイルスの感染は確認されなかった。

マーク・イエラーチェ判事は26日、「前回の集会以降、シドニー各地でクラスター感染が起きており、VIC州でも感染が拡大した。リスクが高い」と話した。特に、集会と関係のない大勢が行き来する昼時のCBDは、連絡先を残すことができないと懸念される。

主催者側は、マスク着用や連絡先を残すなど新型コロナウイルスの安全計画を提出しており、先住民のデイビッド・ダンゲイ・ジュニアさんの正義を求めて予定通り28日に9万人の署名を州議事堂に届ける予定だ。糖尿病患者のダンゲイさんは2015年、ビスケットを食べるのを看守らが阻止しようとして、シドニーの刑務所内で死亡した。

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