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政策金利が史上最低の1.75%に

【シドニー3日AAP】   オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は3日の月例理事会で、政策金利を史上最低の1.75%に引き下げると決定した。発表を受けて、銀行大手らも変動住宅ローン率を引き下げた。

3月までの四半期で消費者価格が予想外に0.2%下落したことを受けて、インフレの予想修正をした結果、政策金利の引き下げを決定したとRBAは話す。スティーブンス総裁は、「今回の金融緩和によって、持続可能な経済成長へと見通しは向上するだろう」と述べた。

RBAによる発表の数分後、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は変動住宅ローン率を5.35%に引き下げた。続いてウエストパック銀行が5.43%に、コモンウェルス銀行も5.35%に変動住宅ローン率をそれぞれ引き下げた。ANZ銀行は他社の動きに続くかどうか明らかにしていない。

JPモーガン社のエコノミストのサリー・オールド氏は、「今日の決定から、状況によってRBAがさらに金融緩和をする余地があることは間違いない」と述べた。

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