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50代以上の運動 脳の活性に効果

【シドニー25日AAP】   ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディスンに発表された研究によると、50代以上で少なくとも45分間の運動を週数回行うと、脳が活性化されるという。

39の研究から、運動によって思考や注意力などが高まることがわかった。有酸素運動や筋力トレーニング、その両方の組み合わせすべてに同様な効果があるとされるが、有酸素運動は認識能力を著しく高め、筋力トレーニングは実行機能や記憶力、作業記憶を向上させた。また、研究数は少なかったが、太極拳も認識機能を高めるとわかった。太極拳などは激しい運動ができない人にも向いていることから、重要な発見となった。

キャンベラ大学やオーストラリア国立大学(ANU)の研究者らは、脳の健康の改善に向けて十分証明できる研究結果だと話す。

運動の回数や強度に関しては、中度から激しく強い運動を45~60分間、頻度は構わないという。

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