国際

豪産ワイン 英国への輸出過去10年で最高

【ACT22日】  オーストラリア産ワインの英国への輸出量が、過去10年間で最高水準に達したことが分かった。複数国で過去一年間におけるオーストラリア産ワインの売上が上昇していることも明らかになったが、中国への輸出量の激減を補うまでには至っていない。

 

オーストラリア産ワインの輸出が急増したのは香港で111%増だった。輸出総額は1億8,700万ドルに上り4番目の輸出先国となった。さらに英国への輸出総額は23%増、輸出量は16%増と大きな伸びを示した。業界団体ワインオーストラリアのトリッグス氏によると、英国のEU離脱に伴う規制変更などを見越し、大量のワインが英国の市場へ流れ込んだという。

 

一方、中国ではオーストラリア産ワインの関税率が107%から200%以上に跳ね上がったことを受け、今年6月までの半年間で輸出総額は1300万ドルと、前年同期の4億9,000万ドルから激減。この結果、輸出総額は全体で10%減の25億6,000万ドル、輸出量は5%減の6億9,500万リットルとなっている。

 

ソース:news.com.au-United Kingdom picks up Australian wine exports but not enough to offset loss of sales to China

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