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絶滅危機のコアラ 「精子の凍結保存を」国内の研究者ら

【NSW15日】   絶滅危機にあるコアラを保護するために、国内の研究者グループがコアラの精子の凍結保存の提案していることが明らかになった。

 

QLD州、NSW州、そしてACTでコアラが絶滅危機種と認定されたことを受けて、国内の著名大学や野生生物団体の研究者たちが最近発表した研究によると、精子の凍結保存は減少する個体数の遺伝的多様性を改善し、捕獲したコアラの繁殖プログラムの費用を削減することにつながる、としている。

 

ニューカッスル大学の保護研究者であるライアン・ワット博士は「現時点では生きたコアラの精子のような生殖機能を保存するのに最適な器具はなく、2019年から2020年に発生した山火事のような自然災害で大多数のコアラが被害にあったが、同じような被害が再発した場合の対処法がない」とし、凍結保存プランは繁殖プログラムの費用を5〜12倍くらい削減できると述べた。

 

世界野生生物基金(WWF)によると、 2019年と2020年のブラックサマー・ブッシュファイヤーでは、6万頭のコアラが死亡、怪我、または住処を失っている。また、山火事の被害により、SA州では4万1000頭、VIC州では1万1000頭、NSW州では約8000頭、そしてQLD州では約900頭が被害になっている。

2年前のNSW州の議会報告では、同州のコアラは2050年までに絶滅する可能性があるとされている。

 

ソース: news.com.au – Freezing koala sperm could save marsupial from extinction, scientists say

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