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昨年の国内詐欺被害 20憶ドル超に

【ACT4日】   国内で、昨年の詐欺による被害額は20憶ドル超と見積もられる。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、仮想通貨を使った投資詐欺が増えていると警告する。

損失が最も大きかった投資詐欺の被害額は7億100万ドルに上った。さらに、正当な口座に見せかけた振り込み詐欺被害が2憶2,700万ドル、ロマンス詐欺は1億4,200万ドルだった。

ACCCのデリア・リカード副会長は「昔からの相続や宝くじ関連の詐欺は減り、仮想通貨投資などより洗練された知能詐欺が急増している」と警告する。

詐欺の全般で、支払い方法に仮想通貨が好まれている。

詐欺を通報するのは女性がほとんどだが損失は男性のほうが大きく、男性の投資詐欺被害額は女性の倍だ。損失が最も大きいのは65歳以上で、年齢に合わせて被害額も増える傾向にある。また、障がい者による詐欺被害の通報は2020年から倍に、先住民による通報も43パーセント増加するなど社会的な脆弱性も懸念される。文化・言語的に多様なコミュニティも、2020年と比べて2021年は被害が88パーセント増加した。

ソース: news.com.au – Scams costing Aussies in excess of $2bn: ACCC

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