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豪の死亡率13%増 専門家が調査呼びかけ

【ACT7日】  オーストラリアの今年1月から8月までの死者数は、前年同期比13%増だったことが、豪政府統計局(ABS)による最新の統計より明らかになった。1万5,400人の増加と“極めて多い”ことが分かった。このうち、新型コロナウイルスに関連があるとみられる人の割合は、全体の3分の1となっている。

ABSの統計を用いて分析を行った、保険数理士歴25年以上の経歴を持つカレン・カッター氏は、死亡率は「通常1~2%の間で推移する」とし、13%増加は正常な水準を大きく上回っていると指摘。「死亡率増加の原因ははっきりしていない」と述べた。

さらにカッター氏は、「多くの保険商品は死亡率の想定を頼りにしている」とした上で、「警鐘を鳴らすことも大切だが、今後どうするのかを考えることも非常に重要だ」と述べ、連邦政府はしかるべき対応を考えるべきとの見方を示した。

ABSによると、2022年の死亡率を死因別でみると、痴ほう症が18.9%増、糖尿病が20.8%増、がんが6.1%増、虚血性心疾患が3.3%増となっている。

 

ソース:news.com.au-Excess deaths in 2022 ‘incredibly high’ at 13 per cent

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