国際

先住民女性が日本で拘束 詐欺に巻き込まれたか

【ACT26日】  WA州のアボリジニコミュニティ、ンジャキンジャキ(Njaki-Njaki)の女性が、違法薬物を持ち込もうとして日本で身柄を拘束されている問題で、女性の娘たちが、女性は巧妙なロマンス詐欺に巻き込まれたと訴えていることが分かった。女性は昨年行われた連邦選挙で、グリーンズ(緑の党)の候補者として出馬するなど、コミュニティの中でも重要な地位にいる人物だという。

日本で数週間にわたって拘束されているドンナ・ネルソンさん(56)の長女、クリスタル・ヒレアさんは、ドンナさんが相手の男性とビデオ通話しているのを複数回目撃したが、不審な様子はなかったという。また、男性は希望があれば家族の飛行運賃も支払うと提案した上で年末の繁忙期と重なるため、ラオスなど他の国を経由することになると説明していたという。

ドンナさんは弁護士に対し、ラオスで滞在した際、日本で会う予定だった男性の同僚だという男がホテルを訪れ、複数の荷物を日本へ運んで欲しいとドンナさんに依頼したことが分かっている。ドンナさんの家族は今月3日以降、弁護士や領事館の担当者を通じて連絡を取っており、ドンナさんとは直接話が出来ていないという。

連邦の外務・貿易省(DFAT)は、ドンナさんとみられるオーストラリア人女性の援助を行っていることを認めており、家族もまたDFATによる介入に感謝していると話した。

 

ソース:abc.net.au-Donna Nelson’s family say she was duped or forced into carrying drugs into Japan amid romance scam

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