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州立のハイスクールで携帯電話使用禁止 SA

【SA29日】   SA州で30日から新学期が始まると同時に、州立のハイスクールで携帯電話の使用が禁止される。

SA州内のハイスクール44校で30日から携帯電話の使用を禁止し、3学期開始までに州立の全ハイスクールで禁止する。授業の妨げとなる要因を減らすとともに、いじめや暴力の減少が期待される。州立の小学校ではすでに携帯電話の使用が禁止されている。マリノーカス州首相は「教室や学校内に携帯電話は必要ない」と述べた。

アデレード南部のシービュー・ハイスクールは、3万ドルを投じて全校生徒に鍵付きのポーチを配り、携帯電話やスマートウォッチ、イヤホンを保管する。ポーチがロックされているか、教師がランダムにチェックするという。ポーチなどの導入は個々の学校が決定する。

一方、SA州の州立校の生徒は、ChatGPTなど人工知能(AI)によるアプリの使用が課題への使用を除いて許可されている。ChatGPTは即座に自然な会話を作り出すもので、NSW州、QLD州、TAS州で禁止されている。SA州のボイヤー教育相は「AIは存在し続ける」「試験時には前もってアプリが使えないようにする」と述べた。州教育省のマーティン・ウエストウェル責任者も「若者にAIに精通し、AIが学習にどのように役立つか学んでほしい」と述べた。南オーストラリア大学のジョージ・シエメンズ教授も、「授業中に不正にChatGPTを使う学生が必ず出る」と認めた上で、「禁止はほとんど効果がない。使用を許可する同州の決定は前向きだ」と話した。

ソース: abc.net.au – Mobile phones banned at SA public high schools, but AI like ChatGPT allowed

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