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医師が冬の医療ひっ迫を懸念 SA

【SA22日】  SA州医師労働組合は、州内の医療体制について冬に患者が急増しても備えが不十分で対応できないと警鐘を鳴らしていることが分かった。すでに、病院関係者はひっ迫した状況に疲れ切っており、怒りを感じていると訴えている。

SA州保健当局のローレンス主席医務官は、病院の状況に応じて対応しているとした上で、「新型コロナウイルスへの対応は比較的少なくなっているが、年末までは再び感染者が増加することを想定し、準備をしておく必要がある」と述べた。

また、SA州保健当局は病院のひっ迫した状況を緩和するため、救急車で搬送された患者が待てる状態である場合、順番が来るまで待たせる「フィット・トゥ・シット(Fit to sit)」という取り決めを実践している。この取り決めについて、野党のスピアーズ党首は、搬送した患者が速やかに診察を受けられない状況を人為的に減らそうとしているだけと強く非難した。

 

ソース:abc.net.au-South Australian doctors’ union warns Adelaide’s hospitals are unprepared for winter surge

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