政治

RBA、政策金利3.6%で据え置き

【ACT4日】   オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は4日、定例理事会で政策金利を3.6パーセントで据え置きした。昨年5月から10回連続の引き上げ後ようやく据え置きとなったが、今後も金利を引き上げる可能性を警告する。

RBAのロウ総裁は「インフレを目標値に戻すために、さらにタイトな金融政策が必要になると考える。必要なことはすべて行う」「今月は金利を変更せず、経済状況や見通しを検討する時間をつくる」「大幅な金利引き上げの最大効果がまだ感じられない」と述べた。次回理事会は、5月の連邦予算案発表の直前。

過去10カ月、飛躍的に上昇するインフレに歯止めをかけるため、RBAは政策金利を史上最低の0.1パーセントから3.6パーセントまで積極的に引き上げた。

インフレは昨年12月の8.4パーセントをピークに、1月は7.4パーセント、2月は6.8パーセントと下がりつつあるが、RBAが目標とする2~3パーセントを今も大きく上回っている。

連邦のガラガー金融相は「金利据え置きは世帯や事業にとって歓迎する知らせだ」と話した。また、ロウ総裁が賃金と物価の連鎖的上昇に懸念を示したことについて、「賃金は高インフレに貢献しない」と即座にこれを却下した。

ソース: news.com.au – RBA halts rate rises after 10 consecutive months

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