生活

ローン世帯 年間2万4千ドル増で”崖っぷち”

【ACT8日】  豪準備銀行(RBA)が政策金利を12か月連続で引き上げたことを受け、住宅ローンの返済額が年間2万4,000ドル増加するなど、国内の数十万世帯が「住宅ローンの崖」から転げ落ちると予想されることが分かった。

国内では、向こう6か月間で88万の住宅保有者が固定金利ローンの期限を迎え、変動金利へ切り替える必要がある。さらに、来年は45万世帯が同様に固定金利ローンの期限を迎える見通しとなっている。

不動産調査会社コアロジックによると、現行の固定金利ローンのうち35%が年内に期限を迎え、23%が来年、変動金利へ移行する。現在の利率では100万ドルの住宅ローンを借り入れた場合、返済額は月当たりさらに2,000ドル増加し、年間では2万4,000ドル増加する。

ローン返済で特に困窮しているのは、所有者が住宅に居住し多額の住宅ローンを抱える世帯で、シドニーやメルボルンの西部地域など都市郊外に多いことが分かっている。

さらに、最新統計によるとシドニー市民は、現行の借入利率で返済を行うために全収入の52%を費やす必要があるといい、コアロジックの統計調査部長のオーウェン氏は、「この割合をみれば、住宅ローンの返済額がどれほど途方もないものかが分かる」と述べた。

 

ソース:news.com.au-Aussie homeowners standing on $24k mortgage precipice as fixed rates set to expire

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