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パレスチナ人860件のビザ発給 連邦政府

【ACT22日】  連邦政府の内務省は22日、空爆で壊滅的な被害が出ているガザ地区に住むパレスチナ人に対し、オーストラリアへの一時滞在ビザ860件を発給したと報告した。ハマスが10月7日にイスラエルに侵攻し、数百人の市民を殺害し、多くの市民を誘拐した事件以降、イスラエルは砲撃作戦と地上作戦でハマスの追い落としを図っている。

ただ、多数のビザが発給されたにもかかわらず、紛争地域から脱出できた人はごく少数にとどまっている。ビザが発給された人のうち、どれだけの人がガザに残っているのか、あるいはイスラエルやヨルダン川西岸にいるのかは不明となっている。

一方、21日未明から22日にかけて連邦政府の支援を受けた65人がラファ国境を経由してエジプトに入国した。これまでにオーストラリア国民、永住権保持者、ビザ保持者を含む合計127人が包囲された占領地から出国している。

内務省の広報担当者は声明の中で、「オーストラリアは出国を希望する自国民とその近親者、ガザに滞在する多くの長期滞在ビザ保持者を支援するため、出来る限りのことを行っている」と話した。

ペニー・ウォン外務相は、同時期にイスラエル国民1,793人に対してもビザが発給されたことを明らかにした。

 

ソース:news.com.au-Government grants hundreds of temporary visas to Palestinians

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