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高速道路の料金システムを見直し NSW

【NSW11日】   NSW州の高速道路料金システム見直しに関する中間報告が発表された。現在の料金制度は一貫性に欠け、不公平で上手く機能していないと批判される。

報告は、オーストラリア勲章を受章したアラン・フェルス教授とデイビッド・カズンズ博士が主導した。すべての有料道路の値段設定を統一させ、走行距離によって料金を減らす。また、料金のかからない高速道路の混雑を緩和させるために、バイクやけん引式RV車に対する料金も引き下げる。

提案の下、最も損するのはシドニーのハーバー・ブリッジとハーバー・トンネル、イースタン・ディストリビューターを使用するドライバーだ。往復で料金を課し、追加で得られた収入を使ってすべての有料道路の料金を引き下げる。

現在建設中のウエスタン・ハーバー・トンネルの料金設定は未定だが、他のハーバーブリッジやトンネル同様に料金を課すのが道理にかなうと考えられる。

現在、料金会社のトランスアーバンがNSW州内の有料道路13中11を独占しており、料金の高騰につながっていると批判される。州政府は州所有のTollCoを設立して支配権を取り戻す狙いだ。

州政府は今年から、1週間の通行料金上限を60ドルに定めるとともに、M5 とM8の通行料金も引き下げた。

報告は向こう6か月以内にまとめられる予定だが、実施には少なくとも2年要する見通しだ。

ソース:news.com.au – Commuters could pay twice to use three Sydney roads as part of major toll overhaul

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