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テルストラ 国内初の衛星通信携帯メッセージを開始

【ACT3日】   通信大手テルストラは、国内で最初となる衛星通信による携帯電話のSMSメッセージを開始する。電波が届きにくい4Gおよび5Gネットワーク圏外の遠隔地在住者にとって朗報だ。

テルストラはSpaceX社のスターリンクを通し、携帯電話のSMSメッセージを開始する。現在のところ、前払いのサムソンのGalaxy S25のみが対象で、衛星通信を使った音声通話はおよそ2年後を予定する。テルストラの技術部門は、アップルを含む対応機種の拡大に取り組む。

衛星通信の利用には屋外に出る必要がある。また、衛星が頭上にない場合はメッセージの送受信に数分要することもある。通信に使われる低軌道のLEO衛星は時速2万5,000キロメートルで移動するため、安定した接続が難しい。緊急電話にはつながらず、第三者にメッセージして緊急電話に連絡してもらう必要がある。

国内の遠隔地在住者の多くが、すでにLEO衛星を使ってインターネットに接続している。

労働党政府は先の選挙公約で、2027年までにLEO衛星を携帯電話サービスの基本提供に義務付けると発表した。米国やニュージーランドも同様な衛生通信サービスを提供しているが、安定した接続に課題が残る。

ソース:abc.net.au – Telstra launches Australia’s first direct-to-satellite text messaging service

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