国際

米大統領がG7を途中退席 豪首相は会えずじまい

【ACT17日】   カナダで開催中のG7サミットから、トランプ大統領が途中退席すると決まった。イスラエルとイランの衝突が背景にあるが、アルバニージー首相はトランプ氏と会えずじまいになる。

ホワイトハウスのレビット報道官は「トランプ大統領は英国と主要貿易協定に合意するなど大きな成果を上げたが、中東情勢を懸念して帰国する」とソーシャルメディアのXで発表した。

アルバニージー首相は18日(豪東部標準時)にトランプ大統領と会談予定だったが、会えずじまいとなる。スケジュールの変更は行われない見通しだ。アルバニージー首相はトランプ大統領との会談で、オーストラリア製品に対する米国の関税免除および豪英米安全保障パートナーシップ「AUKUS(オーカス)」への決意を改めて確認する予定だった。

トランプ氏との会談はキャンセルになったが、アルバニージー首相は英国のスターナー首相、ドイツのメルツ首相、日本の石破首相と会談、さらにフォン・デア・ライエン欧州委員会委員長およびコスタ欧州理事会議長との3者会談を控える。

野党保守連合のリー党首は「中東情勢を考えると、会談キャンセルは残念だが理解できる。アルバニージー首相は米国との関係強化に向けて積極的に行動すべきだった。国益の前進に向けて姿勢を変えてほしい」と述べた。

ソース:news.com.au – Donald Trump to leave G7 Summit before meeting with Anthony Albanese

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