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ナイキ 破綻の豪サーフウェア企業に未払請求

【VIC26日】  スポーツウェアの最大手ナイキはこのほど、経営破綻したオーストラリアのサーフウェア小売業者サーフスティッチ(Surfstitch)に対し、約23万8,000ドルの未払金があるとして訴訟を起こしたことが分かった。

ナイキ・オーストラリアは、サーフスティッチに対して未払い債務を清算するよう求める訴えをVIC州最高裁判所で起こした。

サーフスティッチは2007年、ジャスティン・キャメロン氏とレックス・ペダーソン氏が創業。2014年にオーストラリア証券取引所(ASX)に上場し、上場から一年後には企業価値が5億ドル超に達した。その後、2017年に創業者の1人が突然辞任した後、急速に経営が悪化。株主から訴訟が起こされると、金融規制当局(ASIC)が調査に乗り出す事態となった。

2018年には、レゴ認定ストアやジェネラルパンツを運営する、アルケミー・リテール・オペレーションズが買収。2025年5月、未公表の企業へ再び売却されている。サーフスティッチは2025年の時点で、ナイキをはじめ、アディダス、ビラボン、リーバイス、ザ・ノースフェイスなどの大手ブランドを販売していた。

サーフスティッチは2025年6月6日に任意管理手続きに入っており、今後の裁判の結果次第では、同社の清算が進む可能性もある。

 

ソース:news.com.au-Nike takes collapsed Australian surf retailer SurfStitch to court

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