【SA1 日】 SA州政府は1日から、肥満を抑制する新たな取り組みとして公共交通機関におけるジャンクフード広告の表示を禁止した。ジャンクフードのほか菓子類、炭酸飲料などの広告が禁止の対象だが、ヘルシーと考えられる豆乳やライスケーキ、ハムとサラダのサンドイッチまで含まれ、混乱を招いている。
栄養が強化された調整豆乳はカルシウムやビタミンB12、ビタミンDなどを豊富に含む。国内最大の豆乳ブランド「So Good」のすべての豆乳製品が健康の星評価で5つ星を獲得している。
オーストラリア全国広告主協会(AANA)のジョシュ・フォークスCEOは、SA州政府の基準は業界と消費者を混乱させるとして、科学的根拠のあるフレームワークを求める。「健康に良い食品を奨励する政策を全面的に支持するが、混乱を生じず、科学的に証明された基準に基づかなければならない」「栄養があると広く考えられている食品を摂取しないよう、州政府は奨励している」と話した。
AANAはSA州政府に対し、オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)が定める栄養情報基準(NPSC)を導入するよう呼び掛ける。NPSCはすでに国内の全州・地域で食品のラベルに使用されている。
フォークス氏はまた、「州政府がオーツミルクやアーモンドミルクの摂取を減らしたいと考えていると知ったら、州内の農家は驚くだろう」と話し、経済低迷のリスクを懸念した。
ソース:news.com.au – Soy milk and rice cakes banned from SA Government ads in new ‘junk food’ crackdown