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交通局の上級職員1000人削減 NSW

【NSW23日】  NSW州交通局(TfNSW)のマレー事務局長は23日、シニアサービスマネジャーおよび一般職に就く約1,000人の職員を削減することを明らかにした。同局は6月、300人の上級幹部職員の削減を発表している。

NSW州のグレアム運輸相は、大規模改編について、「将来に向けた持続可能な体制を築くための重要な変化を受け入れてくれたことに感謝する」、「労働党は州民の交通を支える最前線のサービスを優先すると約束しており、今回の決定は財源再分配の一環だ」と説明した。

一方、マレー事務局長は、「長期にわたり持続可能で、公約を果たすことが可能で、職員に適切なキャリアの道筋を提供できる雇用体制に戻らなければならない」と述べた。また、このような規模の変革は決して簡単ではないとし、「多くの職員にとって懸念材料」と指摘した。

また、公共サービス協会(PSA)のリトル事務局長は、組合は削減について情報を把握しており、対象職種は協議後に明らかになると述べた。また、「可能な限り職員の配置転換を行い、解雇を最小限に抑えることを期待している」とコメントした。また「早期退職」や「異動オプション」についての詳細情報も収集していると明かした。

NSW州政府は先に、鉄道労組との給与合意に達し、数か月に及ぶ労働争議が終結したばかり。NSW顧客サービス局も先週、40人の正規職員の削減を準備していると報じられている。ミンズ州首相は2023年、州選挙前に上級公務員の15%削減を公約に掲げており、NfNSWの人員削減もこの目標の一環とされている。

 

ソース:news.com.au-Almost 1000 senior jobs slashed from Transport for NSW in massive restructure

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