【ACT24日】 連邦のチャルマーズ債務相は、電気自動車(EV)の普及に伴うガソリン税の収益減への対応として、EVのドライバーに道路使用税を課す考えを明らかにした。ガソリン車やディーゼル車のドライバーに重複して課税することはないという。
現在、ガソリン1リットルの価格に51.6セントのガソリン税が含まれる。ガソリン税は道路のメンテナンスや改善に使われるが、EVの普及によって今後税収が減っていくと予想される。先週3日間にわたって行われた経済・ビジネス円卓会議で、EV車のみに道路使用税を課す案が支持された。
チャルマーズ財務相は「EVのみに課税する。EVも使用する道路への貢献を求める」と話した。課税当初から普通車にも課税するか、電動トラックなど大型EV車両から始めて段階的に普通車に課税するかについても討議された。
NSW州は、2027年7月または全新車販売台数の3割をEVが占めた時点から、道路使用税を課すと示唆している。
VIC州も2022年、1キロメートルにつきおよそ2セントのEV課税を提案したが、2023年に最高裁判所が「連邦政府の領域であり違憲」と棄却した。
野党保守連合もEVへの課税を支持している。
ソース:news.com.au – Jim Chalmers says future road user charge to ‘focus’ on EV vehicles, not ‘double tax’ on petrol, diesel cars