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NSW、年末商戦を前に小売犯罪一斉取り締まり

【NSW14日】   NSW州警察は、クリスマスを前にした2日間の集中取り締まりで、人気のショッピング地区2か所において小売犯罪で50人を起訴した。

2日間の作戦では、シドニーCBDとリバプールで警察官が巡回を実施。さらに74人に対して立ち退き命令が出され、49人には違反切符が交付された。警察はまた、ナイフ4本とパチンコを含む5点の武器を発見・押収し、14件の薬物事案を検出した。

今週11日と12日に行われたこの集中取り締まりで、NSW州警察官はシドニー市内のショッピングセンター内のスーパーマーケットにいた38歳の男を発見。この男は、店舗から商品を盗んだうえ、店員に暴行や脅迫を行った疑いがあるとされている。男は万引き、つきまとい未遂、一般暴行など複数の容疑で起訴された。

別の事案では、32歳の女がリバプールの店舗での万引きで起訴され、警察は彼女の所持品から総額755豪ドル相当の盗品98点を発見したとされる。

警察によると、「オペレーション・パーセンタイル」と呼ばれるこの小売犯罪対策は、「小売犯罪の検出・阻止・抑止」を目的としており、在庫損失の防止と、顧客および小売従業員の安全確保を狙いとしている。NSW州警察の能力・パフォーマンス・青少年対策部門を統括するジェイソン・ワインスタイン副警察本部長(APM)は声明で、「小売犯罪は容認されない。窃盗や小売従業員に対する犯罪行為を行った者は、厳正に対処される」と述べた。

この作戦は2024年8月に開始されて以降、これまでに1080人が起訴され、1395件以上の犯罪が摘発され、回収された商品の推定総額は96万500豪ドルに上っている。警察・対テロ担当大臣のヤスミン・キャトリー氏は、この作戦は効果を上げており、こうした行為は「断じて許されない」と地域社会に訴えた。

ソース:news.com.au – ‘Vile’: NSW Police crack down on retail crime in busy shopping precincts

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