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ボンダイテロ事件の犠牲者を悼む、全国追悼の日

【ACT22日】   アンソニー・アルバニージー首相は、12月に起きたボンダイ・ビーチでのテロ攻撃で命を落とした15人を追悼する全国追悼の日にあたり、「結束と追悼のもとに集まり、光が勝つことを確かなものにしよう」と国民に呼びかけた。

首相はまた、この攻撃は「国家に残る汚点」だと述べ、22日に全国各地で行われる追悼行事を発表した。オーストラリア国民には、犠牲者15人を追悼するため、木曜日午後7時1分(AEDT)に全国一斉の黙とうを行うよう呼びかけられた。主要なテレビ局やラジオ局も放送を一時中断し、この黙とうの時間を全国に呼びかけた。

22日朝、メルボルンのセント・ポール大聖堂では、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の各コミュニティに属するVIC州民が集まり、ユダヤ人コミュニティへの連帯を示した。会場にはジャシンタ・アラン州首相、VIC州総督のマーガレット・ガードナー氏のほか、元総督のアレックス・チェルノフ氏、リンダ・デッソー氏、アンソニー・ハワード氏、さらに元州首相のジェフ・ケネット氏、テッド・ベイリュー氏、デニス・ナフサイン氏も出席した。厳かな音楽が大聖堂に響く中、参列者は静かに頭を垂れ、無実の犠牲者たちの命に敬意を表した。

ラルフ・ゲネンデ・ラビは、「反ユダヤ主義、憎悪犯罪、テロ、暴力という悪に抵抗し、打ち勝つという決意のもと、州は一つにまとまっている」と語った。「信仰は異なるが、私たちは共通の悲しみを分かち合っている。人間としての共通の尊厳を損なうのではなく大切にし、違いを尊重しながら共に生きる社会を築こうとしている」司祭たちが犠牲者一人ひとりの名前と年齢を読み上げる間、大聖堂は深い静寂に包まれた。

NSW州のクリス・ミンズ州首相は、国として立ち止まり「振り返る」必要があると同時に、地域社会の中で「憎悪を明確に非難しなければならない」と述べた。さらに州首相は、「郊外では説教師が若者の心に悪を植え付けている。私たちはそれに立ち向かわなければならない」と指摘した。「このような恐ろしい暴力やテロを社会として決して容認しない、そう明確に示す必要がある。それは小さな兆しから始まり、やがて行動へとつながる」

今回の全国追悼の日は、2022年のエリザベス女王死去以来初めてのもので、半旗の掲揚、追悼式典、国の主要建造物のライトアップなどが行われた。

テーマは、ボンダイのハバッド・コミュニティが選んだ「光は勝つ 結束と追悼の集い」。「国として、命を落とした人々に敬意を表する機会になる」と首相は語った。

オーストラリア・ユダヤ人社会の代表組織であるオーストラリア・ユダヤ人評議会(ECAJ)も、全国追悼の日における首相と州首相の結束の呼びかけを支持した。「奪われた人々は、祖国を愛するオーストラリア人であり、誇り高いユダヤ人であり、家族やコミュニティに献身していた。私たちは彼らの姿を手本に、より多く貢献し、より多く与え、より多く愛する生き方を目指すべきだ」と、ECAJ共同最高経営責任者のアレックス・リヴチン氏は語った。

リヴチン氏はまた、「手遅れになるまで待ってはならない」と、オーストラリア国民に改めて訴えた。「私たちがどのようにしてここに至ったのか、そしてこの美しい国で毒が広がるのを許してしまったのかを、深く考える責任がある」と述べた。

ソース:news.com.au – Australia holds national day of mourning for victims of deadly Bondi terror attack

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